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東海北陸自動車道建設促進同盟会、東海環状道路建設促進期成同盟会、岐阜県東海北陸自動車道建設連絡協議会の3団体は6日、東京・平河町の砂防会館別館シェーンバッハ・サボーで整備促進大会を開催。総勢161人が集結し、東海北陸道の早期全線4車線化と東海環状道の早期全線開通に向け気勢を上げた。
大会には古田肇岐阜県知事、新田八朗富山県知事、一見勝之三重県知事の3県知事が揃って出席したほか、来賓に国土交通省から堂故茂副大臣、山本巧道路局長、NEXCO中日本から縄田正社長等が駆け付けた。
田中明高山市長の開会の辞に続き、古田岐阜県知事が挨拶。「1月の能登半島地震で能越道の暫定2車線区間が被災し、様々な影響を及ぼした。改めて4車線化を含めた道路の強靱化の必要性を痛感した」と東海北陸道の早期全線4車線化を訴えた。
加えて、「東海環状道は南海トラフ地震など大規模災害の発災時、緊急輸送道路として効果を発揮。工場立地についても、沿線地域では全国的に見ても急速に伸びている」とした古田岐阜県知事は「岐阜県、三重県にとっても初めて高速道路で繋がるということで、新たな地域間交流の幕開けとして大いに期待されている」と東海環状道の早期全線開通への思いを語った。
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続いて、新田富山県知事が「東海北陸道の早期の全線4車線化に向け、事業中区間はもとより、飛騨トンネルを含む飛騨清見IC~白川郷IC間約19㌔が一日も早く事業着手されるよう活動していく」、一見三重県知事は「東海北陸道、東海環状道が繋がることで、モノづくりで名を馳せた3県が一体となる。防災、観光振興のためにもしっかりネットワークをつくり上げる決意」と挨拶した。
沿線自治体を代表して成原茂白川村長、日沖靖いなべ市長が意見発表を行ったあと、3団体の総意でまとめられた提言書が、古田岐阜県知事、新田富山県知事、一見三重県知事から堂故国土交通副大臣、縄田中日本社長、日本高速道路保有・債務返済機構の逢坂謙志理事に手交された。
提言書では東海北陸道について白川郷IC~南砺スマートIC間と、飛騨清見IC~白川郷IC間のうち事業化された4・3㌔の早期完成と未事業化区間の早期事業化等を提言。東海環状道については山県IC~大野神戸IC間、いなべIC~大安IC間、養老IC~いなべIC間の早期開通が提言された。
大会後の要望活動では、3知事ら要望団が財務省、国交省を訪問。財務省では中島朗洋主計局次長、国交省で堂故副大臣、吉岡幹夫事務次官と面談した。吉岡事務次官は「東海環状道は最後の詰め。東海北陸道の4車線化も早期完成を」と応じ、国として取り組む姿勢を強調した。
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