国土交通省北海道開発局小樽開発建設部とNEXCO東日本北海道支社は、3月23日に開通した後志自動車道・仁木IC~余市IC間(延長3・3㌔)の開通後の交通状況等を発表した。
同区間の開通後の24時間交通量は5月平均で1日約3600台に上り、開通に伴い余市IC~小樽JCT間(延長23・3㌔)の24時間交通量は開通前と比べ、約2割増加するなど、後志自動車道の利用者が増加したことが明らかとなった。
開通前と開通後の交通量の変化では、余市IC~小樽塩谷ICは5300台/日から19%増の6300台/日、小樽塩谷IC~小樽JCT間は5600台/日から6500台/日と16%増加。今年のGW期間中の12時間交通量の調査結果からは、開通区間に並行する国道5号を利用していた交通の約1割、フルーツ街道(町道)を利用していた約5割が後志自動車道に転換した。
開通区間沿線の物流事業者から「輸送時間の安定化、交通事故防止、ドライバーの負担軽減に寄与している」、岩内・寿都消防組合からは「余市町市街地を回避する救急搬送ルートが確保され、迅速に搬送できる」などの声が寄せられている。