overview

事業概要

全国高速道路建設協議会は、地域の自立と交流の一層の推進や大都市等の交通混雑を解消するため、「高速道路ネットワーク1万4000キロの高速道路が、計画的にかつ最も合理的な方法で整備される」ことを目的に設立されました。全国の促進団体で構成され、会員は47都道府県知事と議会議長等からなり、相互に連絡協調を図りながら、高速道路の建設、改築等の事業が速やかに推進にされるよう促進活動を展開しております。
沿革は、東北、中央、北陸、中国、九州縦貫自動車道の5促進団体が一つにまとまり、1965年10月20日に発足、現在、北は北海道から南は九州・沖縄までの45促進団体が加盟しており、一丸となって高速道路の事業推進に必要な財源の確保や新たな路線の決定等に必要な支援活動を行っております。
このような全国的な組織としましては、道路整備促進期成同盟会全国協議会、全国道路利用者会議、全国街路事業促進協議会があり、それぞれの立場で促進活動を展開しております。

2022年度の主な事業活動

概要

5月11日 春季全体幹事会と意見交換会=47都道府県の幹事が出席。国土交通省の高速道路課長と国道・技術課長、高速道路機構、NEXCO東日本、中日本、西日本、本四高速の幹部等を交えての意見交換会を開催。幹事会では、2021年度事業報告及び収支決算案、2022年度事業計画及び収支予算案、第58回総会運営等について協議し、原案通り正副会長会に提出することを承認した。
6月1日 第58回総会=総会には渡辺猛之国土交通副大臣のほか、加藤鮎子国土交通大臣政務官、泉田裕彦国土交通大臣政務官、中根一幸衆議院国土交通委員長、高木毅自民党国会対策委員長、石田真敏自民党ITS推進・道路調査会長、石井啓一公明党幹事長、衛藤征士郎高速道路建設推進議員連盟会長など衆参国会議員115名、全高速からは会長の村井嘉浩宮城県知事、副会長の鈴木直道北海道知事、濵田省司高知県知事、理事の長崎幸太郎山梨県知事、小畠保則北海道議会議長、菊地恵一宮城県議会議長、平岩正光岐阜県議会議長、薮田宏行静岡県議会議長、坂本智徳長崎県議会議長、御手洗吉生大分県議会議長、中野一則宮崎県議会議長、赤嶺昇沖縄県議会議長、新原芳明呉市長、横山幾夫安芸市長、徳永繁樹今治市長ほかミッシングリンクを抱える沿線市町村長219名、総勢1000名が参集。村井会長は「コロナ禍に疲弊した社会活動を立て直していくためにも、1日も早いミッシングリンクの解消、暫定2車線区間の4車線化など高速道路の機能強化は喫緊の課題」と訴え、2022年度道路関係予算の拡大を求めた。

総会後の特別要望=会長の村井嘉浩宮城県知事、副会長の濵田省司高知県知事、理事の小畑保則北海道議会議長は、二階俊博国土強靭化推進本部長、古屋圭司政調会長代行に特別要望を実施した。

6月2日 特別要望=総会の翌日、会長の村井嘉浩宮城県知事、副会長の鈴木直道北海道知事、濵田省司高知県知事、理事の小畑保則北海道議会議長は、首相官邸で岸田文雄首相に特別要望を実施し、総会決議を手交。決議の実現を訴えた。
11月1日 秋季全体幹事会と意見交換会=47都道府県の幹事が出席。国土交通省の高速道路課長と国道・技術課長を交えての意見交換会を開催。幹事会では、2023年度予算編成に向けた特別要望など今後の活動方針等について協議した。
11月2日 特別要望=会長の村井嘉浩宮城県知事は、首相官邸で松野博一官房長官、財務省で鈴木俊一大臣、自民党本部で萩生田光一政務調査会長、議員会館で石井啓一公明党幹事長に特別要望を実施した。ミッシングリンクの解消によるダブルネットワーク化、暫定2車線区間の4車線化など高規格道路整備、機能強化は喫緊の課題として道路関係予算の拡大、新たな財源の創設を求めた。
11月9日 安全・安心の道づくりを求める全国大会=道路関係4団体(全高速、利用者会議、道全協、街路協)との共催。全高速からは会長の村井嘉浩宮城県知事などが出席した。衆参国会議員139人をはじめ、全国から市町村長を中心に約1400人が参加。大会では4団体総意のもと、激甚化、頻発化する自然災害からの安全・安心を確保するため国土強靭化の加速化、2023年度の道路関係予算の確保等を求める大会決議案を満場一致で採択した。大会終了後、磯﨑仁彦官房副長官、鈴木俊一財務相等に対して要望活動を実施した。
11月24日11月25日 ハイウェイテクノフェア=11月24日・25日、東京・有明の東京ビッグサイトで開催された「ハイウェイテクノフェア2022」(高速道路調査会主催)にパネル出展。ミッシングリンク整備やスマートIC整備、暫定2車線区間の4車線化事業の推進等について一般来場者に訴えた。
11月28日 座談会=NPO東日本大震災復興対策等貢献協議会、NPO道路の安全性向上協議会との共催で、NEXCO西日本取締役常務執行役員 小笹浩司保全サービス事業本部長、西日本高速道路エンジニアリング中国 北村弘和代表取締役社社長、NEXCO西日本コンサルタンツ 福永靖雄代表取締役社長、NEXCO西日本四国支社 熊野賢二副支社長、NEXCO西日本 佐溝純一構造担当部長をパネリストに迎え、「近年の西日本における自然災害の教訓を生かすために」をテーマに座談会を開催した。

2023年度の活動方針

基本目標

高規格道路は、国民の安全・安心を守る強靭な国土を形成し、更には国際競争力の強化、地域連携等に資するものであり、国の責任で最優先に取り組むべき重要な社会基盤施設である。国家戦略として重点的に整備することは地方の総意であるにもかかわらず、未だミッシングリンクが残されているのが現状である。
今後想定される南海トラフ巨大地震や首都圏直下型地震、更には年々激甚化する自然災害、大規模災害に備えるためにも、強くしなやかな国土軸を早期に形成することは喫緊の課題である。本協議会では、ミッシングリンク解消によるダブルネットワークの構築を柱に、暫定2車線の4車線化やスマートIC、追加ICの増設等による高速道路機能の向上、更には高速道路ネットワークの耐震強化や老朽化対策に対応した維持・更新事業の円滑な推進等の実現に向け、構成50団体との連携のもと、政府・関係機関への政策提言等を通じ、総力を挙げて整備促進活動を積極的に展開していくこととする。

活動概要

  • 第59回総会の開催
  • 正副会長会議の開催
  • 道路整備の促進を求める全国大会の開催
  • 要請活動
  • 幹事会及び運営幹事会の開催
  • スマート・追加IC等事業推進委員会の開催
  • 講演会の開催
  • 情報提供業務
  • 事業活動の拡大と組織の拡充
  • 啓発、宣伝活動の推進
  • その他