北近畿岡山道・山陰近畿道早期実現促進大会 整備促進へ地域一丸

[caption id="attachment_16473" align="alignleft" width="398"] 兵庫県豊岡市で行われた大会には沿線住民ら約700人が出席[/caption]

「北近畿豊岡自動車道・山陰近畿自動車道早期実現促進大会」が8月9日、兵庫県の豊岡市民会館で開催され、関係者や沿線住民ら約700人が参集。但馬地域と阪神都市圏とを南北に結ぶ北近畿豊岡自動車道と、環日本海時代を展望する山陰近畿自動車道の整備促進に向け、地域一丸となって訴えていくことを誓い合った。

大会は沿線の豊岡市、養父市、朝来市、香美町、新温泉町の3市2町と香美町山陰近畿自動車道整備促進期成同盟会、北近畿豊岡自動車道早期実現豊岡市民会議など関係6団体で構成された大会実行委員会が主催。谷公一衆議院議員、末松信介参議院議員、加田裕之参議院議員、見坂茂範参議院議員が来賓で出席したほか、県からは齋藤元彦兵庫県知事も駆け付け、大会に華を添えた。

浜上勇人香美町長の開会宣言、実行委員会の立脇智会長の主催者挨拶に続いて行われた来賓挨拶では、谷公一衆議院議員が今回で30回を迎えた同大会を振り返り「地域の方々の働きかけで、北近畿豊岡道は約72㌔のうち、未供用は豊岡道路Ⅱ期の約5㌔になった。山陰近畿道は道半ばだが、それでも供用中、事業中のものは8割以上となるまでになった」と大会の成果を強調。「高規格道路の整備により地域の方の行動範囲が広くなり、但馬唯一の三次救急医療の豊岡病院も大変近くなった。一日も早い未整備区間の整備に取り組む」と力強く語った。

県を代表して挨拶に立った齋藤知事は「北近畿豊岡道・山陰近畿道は災害時を含め、緊急医療を支え、命を守るために大事なネットワーク。早期整備には予算確保が大事であり、県として国にしっかりと声を届けていく」と述べた。

大会では北近畿豊岡道の豊岡道路(Ⅱ期)・豊岡出石IC~(仮)豊岡北JCT・ICの早期完成と、山陰近畿道の浜坂道路Ⅱ期・新温泉浜坂IC~居組IC)、竹野道路・(仮)豊岡北JCT・IC~(仮)竹野IC、城崎道路・(仮)城崎温泉IC~(仮)豊岡北JCT・IC等の予算確保や事業推進を求める決議を満場一致で採択。決議は谷衆議院議員ほか出席国会議員、齋藤知事、齋藤博之近畿地方整備局長へ手交された。

最後に、参加者全員が総立ちの中、門間雄司豊岡市長の発声で「がんばろう三唱」が行われ、早期整備へ気勢を上げた。

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