東九州道、九州中央道大会地元で開催 沿線一丸で早期整備訴え

[caption id="attachment_16553" align="alignleft" width="380"] 将来を担う地元高校生など多くの沿線住民らが結集[/caption]

激甚化・頻発化する災害から命を守る高規格道路の整備が急務だ。特に九州では近年、各地で大規模災害が相次ぎ、未だミッシングリンクとなっている東九州自動車道、九州中央自動車道の早期完成は地域の悲願。こうした住民の思いに応える形で8月16日には東九州自動車道建設促進日南・串間・志布志地区総決起大会、同月20日には九州中央自動車道建設促進地方大会が地元で開催。両大会とも大勢の住民が参加し、熱気に包まれた。

東九州自動車道建設促進日南・串間・志布志地区総決起大会が行われた会場、串間市民文化会館には沿線住民など1000人が参加。主催者を代表して髙橋透日南市長が「日南・串間・志布志地区の高速自動車道の整備状況は九州管内でも遅れている。東九州道の早期完成は、地方創生2・0を図る上で欠くことのできない最重要課題であり、その開通は地域住民の永年の悲願」と挨拶した。

大会では、3地区を代表して宮崎県立日南振徳高校、同福島高校、鹿児島県立志布志高校の生徒が意見発表。最後に島田俊光串間市長の発声でがんばろう三唱が行われ、早期整備に思いを一つにした。

高千穂町武道館で行われた九州中央自動車道建設促進地方大会では主催者を代表して河野俊嗣宮崎県知事が「熊本、宮崎県を結び、九州の東西軸を担う九州中央道は大変重要な路線。整備のスピードアップのためには財源の確保が必要であり、先頭に立って国へ訴えていく」と力強く誓った。

大会には沿線住民など550人が参加し、意見発表では地元の高千穂高校の生徒が九州中央道に思いを寄せた短歌を披露。全員総立ちの中、坂本靖也山都町長の発声でがんばろう三唱が行われ、供用率が約43%にとどまる九州中央道の早期整備へ気勢を上げた。

パーマリンク