四国8の字は〝命の道〟 濵田高知県知事らが国へ要望

[caption id="attachment_16723" align="alignleft" width="417"] 財務省で山川主計官に要望書を手交する濵田高知県知事[/caption]

四国8の字ネットワーク整備・利用促進を考える会は10月17日、早期整備を求める政策提言を行った。四国4県の官民を代表して濵田省司高知県知事、長井啓介四国経済連合会会長ら要望団は国土交通省で塩見英之国土交通審議官、沓掛敏夫道路局長、財務省で山川清徳主計官と面談。喫緊に迫る南海トラフ地震のリスクと気候変動の影響等で激甚化・頻発化する自然災害の脅威、物価高騰等で疲弊した地域経済の復興に対応していくため「四国8の字ネットワークを早期に」と訴えた。

四国8の字ネットは四国縦貫自動車道、四国横断自動車道、高知東部自動車道、阿南安芸自動車道により構成される全長約800㌔の高規格道路ネットワーク。災害時の救急・救命活動や支援物資の輸送等を支える〝命の道〟としての役割を担う。加えて、交流人口や商圏の拡大等による地域経済の活性化に資する重要インフラと位置付けられており、今年4月現在で開通延長は約610㌔、整備率は76%となっている。

濵田高知県知事は「四国8の字は〝命の道〟で、ミッシングリンクを解消することで救急搬送時間が短縮し、患者の生存率が向上する」として四国8の字ネットの早期完成を提言。特産物の販路拡大や南海トラフ地震の備えとして「災害に強い強靱なネットワークの形成が求められている」として、暫定2車線区間の4車線化も求めた。

長井四経連会長は「四国4県は他地域と比べ宿泊者数が少なく、観光需要を十分に取り込めていない状況。魅力的な観光資源が豊富であるのに、地域の持つポテンシャルが十分発揮できていない」と説明。「四国創生の実現のためにはアクセス面のハンディキャップの大幅な軽減が必要。そのためにも四国8の字ネットの早期完成は地域の長年の悲願」と訴えた。

これに対し、塩見審議官は「地域の熱い思い、財政当局にも自信をもって説明できる」と応じ、山川主計官も「整備には中長期的な予算の確保が必要であり、皆さんの力を借りて頑張りたい」と述べ、提言の主旨に理解を示した。

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