10日付事業許可 中九州横断道有料新規導入 圏央道地域活性化IC設置

国土交通省は、中九州横断道路・大津西IC~下硯川IC(16・7㌔)の有料道路事業の新規導入についてNEXCO西日本に、首都圏中央連絡自動車道・圏央成田IC~多古IC間の成田空港周辺IC(仮称)を地域活性化ICとして整備することについてNEXCO東日本と千葉県に、10日付で事業許可を行った。

中九州横断道路の周辺では、菊陽町に進出した台湾積体電路製造(TSMC)をはじめとする半導体関連企業の集積が続いている。早期整備に向け、有料道路事業の導入を提案していた木村敬熊本県知事は「TSMCの進出を契機とした経済効果が九州全体に広がるよおう、早期完成に向け全力で取り組む」と語った。

成田空港周辺IC(仮称)は、圏央道・圏央成田IC~多古IC間に設置される。成田国際空港会社(NAA)では、2030年度初頭に新貨物地区の供用を予定しており、同地区付近に新たなICを設けることで、圏央道へのアクセス向上や物流の効率化が図られ、国際競争力の強化にもつながる。

新ICは圏央成田ICの南約3・8㌔、多古ICの北約2・4㌔に設置される予定で、新貨物地区から圏央道へのアクセス時間が短縮。供用されれば、新貨物地区から圏央成田ICへは約10分、多古ICへは約9分でアクセスできるという。新ICがない場合は一般道を経由し、圏央成田ICへは約19分、多古ICへは約15分かかるため、6~9分の時短効果が見込まれる。

新IC整備は広域的な交通の利便性の向上のほか、定住人口の増加や企業立地の促進、雇用創出等による地域活性化も期待される。

今回の事業許可を受け、NAAの藤井直樹社長は13日、「新貨物地区と圏央道が直結することから、物流コストやリードタイムの削減が図られ、成田空港の国際競争力が一層高まる」とコメントした。

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