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遠田IC周辺で行われたテープカット。利便性向上に期待高まる[/caption]
日本海側の国土軸を担う山陰自動車道の整備が着々と進む。昨年3月の出雲IC~出雲多岐IC間が開通したことにより、鳥取県琴浦町から島根県大田市の石見福光ICまでの約150㌔が繋がった。ミッシングリンクとなっている西側の島根県、山口県の未開通区間の早期整備が喫緊の課題となる中、3月28日、山陰道を構成する三隅・益田道路(延長15・2㌔)が全線開通。山陰道全体の開通率は約64%となり、現在事業中の福光・浅利道路などミッシングリンクの早期解消が急がれる。
山陰道の「三隅・益田道路」石見三隅IC~遠田IC間(延長15・2㌔が3月28日に開通し、午後5時30分から一般車両の通行が開始された。島根県内の山陰道の開通率は83%になり、浜田市役所から益田市役所間の移動時間が約10分短縮するなど沿線地域間の利便性が大きく向上する。暫定2車線、設計速度80㌔/時。
島根県芸術文化センター(益田市)で開通式典が開催され、丸山達也島根県知事、三浦大紀浜田市長、山本浩章益田市長など沿線首長や国土交通省の石和田二郎道路局次長、杉中洋一中国地方整備局長、県選出国会議員など関係者414人が参集した。
主催者挨拶で丸山島根県知事は「県の東西の利便性が大きく向上し、西部を中心とした地域経済の発展に寄与する」と挨拶。「道路は全線が繋がってこそ」と、整備促進による山陰道の早期全線開通に取り組む決意を示した。式典後、遠田IC付近の本線上でテープカットが行われ、その後、岡見ICまで関係者らによる走り初めが行われた。
なお、区間内の鎌田IC周辺では想定を上回る量の硬い岩盤のため工事が遅れた。今夏には完成し、実際に同ICで乗り降りできる予定。
国道9号との交通分担進む
三隅・益田道路の開通後の状況について、中国地方整備局浜田河川国道事務所がまとめた速報値によると、4月1日時点のデータで石見三隅IC~岡見IC間が約8200台/日、岡見IC~遠田IC間が約8800台/日で推移。山陰道と並行する国道9号の利用割合では、約6~7割が山陰道を利用している結果になり、早速、山陰道経由の車両が増えている。
地域からは、今回の三隅・益田道路の開通に続き、更なる山陰道の延伸を求める声が多く寄せられているという。


