「ひょうご基幹道路ネットワーク」シンポジウム 兵庫県と但馬・地域高規格道路推進協議会

[caption id="attachment_10293" align="alignleft" width="300"] 約300人が参加したシンポジウム[/caption]

兵庫県と但馬・地域高規格道路推進協議会(豊岡市、養父市、朝来市、香美町、新温泉町)は11月5日、豊岡市民プラザ(兵庫県豊岡市)で「地域と未来をつなぐ“ひょうご基幹道路ネットワーク”シンポジウムin但馬」を開催し、約300人が参加した。

冒頭、中貝宗治豊岡市長は「自然災害に対し、基幹道路は危機管理の道としても重要。助けにきてもらう道でもあり助けにいく道でもある。また人口減少社会の中、地域経済を元気にできる可能性がある大交流の道でもある」と挨拶した。

その後、豊岡市内にある城崎アートセンター芸術監督を務める劇作家・演出家の平田オリザ氏による基調講演「但馬のみち」が行われ、「豊岡市には多くの文化施設があり、将来国際演劇祭を開催したい。但馬は演劇祭・映画祭などが行われるフランスのプロバンスになり得る。村、共同体で育てる道に変えていかなければならない。世界中の人を招き入れるような但馬に変わるためにも、道路を造る意味がある」と述べた。

続いて神戸大学大学院教授・小池淳司氏による基調講演「高速道路ネットワークと地域経済」を行い、「地域経済には文化や伝統が必要でそれを支えるのがインフラ。道路がないと文化的な交流はない。今造っているインフラは、次の世代に新たな伝統や文化を生み、支え、地域経済をつくる。」と長いスパンでの計画を訴えた。

最後に「地域創生と高速道路ネットワーク」をテーマに、荒木一聡副知事、ヤンマーアグリイノベーション代表取締役社長・橋本康治氏や浜坂漁業協同組合代表理事組合長・川越一男氏を交え、農・漁業の立場からの視点も入れてのパネルディスカッションを行った。

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