「高知南国道路」初の開通 3月22日に高知南~なんこく南間 尾﨑知事「発展に繋げる」

高知東部自動車道「高知南国道路」(延長15㌔)の高知南IC(高知県高知市五台山)~なんこく南IC(同県南国市伊達野)間(延長4.7㌔)が22日午後5時30分に開通した。高知南国道路では初の開通区間で、通行は無料、暫定2車線、設計速度80㌔/時。東西区間は未開通だが、「命の道」となる高規格道路ネットワークの着実な延伸を祝い、関係者らは開通式典を開催した。

南国市内で行われた式典には、尾﨑正直高知県知事、岡﨑誠也高知市長、橋詰寿人南国市長ら沿線首長と、県選出国会議員など関係者約200人が出席。尾﨑知事は、「これで8の字ネットワークが53%開通した。目指すは100%だ。この開通を今後の更なる発展に繋げていくよう努力を重ねて参りたい」と述べた。高知南IC付近では、開通セレモニーが行われ、尾﨑知事や沿線首長らによる餅まきや、地元住民らとテープカットをし、地元園児らが風船を飛ばし、新しい道路の完成を祝った。この開通で、津波でも浸水しない災害に強い道路の役割、第3次医療施設や物流施設等へのアクセス性向上等の整備効果が期待される。2015年度中には、なんこく南IC~高知龍馬空港ICまで延伸する予定。

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