三遠南信道飯喬道路・天龍峡~龍江間 19年度に開通の見通し 広域防災ネットワーク構築

国土交通省中部地方整備局飯田国道事務所(中平浩文所長)は16日、三遠南信自動車道飯喬道路の天竜峡IC~龍江IC間約4㌔が19年度に開通する見通しになったと発表した。

三遠南信自動車道は長野県飯田市から静岡県浜松市に至る延長100㌔の高規格幹線道路。飯喬道路飯田山本IC~喬木IC間22㌔のうち、延長4㌔の天龍峡IC~龍江IC区間に計画している「天龍峡大橋(仮称)」が名勝天龍峡を通過するため、史跡名勝を管理する文化庁と景観に配慮した橋について協議を進めていた。

三遠南信道が開通すると地域間を結ぶ交通軸が形成され、広域防災ネットワークが構築。現在災害時に課題となっている道路の脆弱性が大幅に改善される。また、IC近隣の工業団地では企業立地が促進され、中央道からのアクセスも可能になり、生産性が向上し、地域経済の成長力強化に期待がもてる。

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