中海・穴道湖高規格道路”8の字ルート”実現を 島根・鳥取県、推進会議など団体が要望

[caption id="attachment_14279" align="alignleft" width="361"] 高規格8の字ルート実現に向け丸山島根県知事、平井鳥取県知事が斉藤国交相へ要望書を手交[/caption]

日本海側でも有数の人口を有する山陰地方の中海・宍道湖圏域を高規格道路で結ぶ8の字ルートを実現しようと、鳥取県、島根県、関係団体代表らは昨年11月15日、国土交通省への要望活動を実施した。

要望に参加したのは平井伸治鳥取県知事、丸山達也島根県知事、伊木隆司米子市長(中海・宍道湖8の字ルート整備推進会議会長)、伊達憲太郎境港市長、上定昭仁松江市長(境港出雲道路・松江北道路建設促進期成同盟会会長)、飯塚俊之出雲市長(出雲・美保関間幹線道路整備促進期成同盟会会長)、田中武夫安来市長。

中海・宍道湖8の字ルート整備推進会議は沿線の米子市、松江市、出雲市、境港市、安来市の自治体、経済団体等で構成され、8の字ルートの整備の機運を盛り上げようと23年8月に発足。今回が初の要望活動となった。

平井鳥取県知事、丸山島根県知事ら要望団は斉藤鉄夫国交相、丹羽克彦道路局長と面談し、山陰自動車道とともに8の字ルートを構成する米子~境港間を結ぶ高規格道路、境港出雲道路の事業化を要望。米子~境港間を結ぶ高規格道路については、事業が凍結されている中国横断自動車道岡山米子線・米子IC~米子北IC間の凍結解除と計画段階評価の着手、同・米子IC~境港間の早期事業化を求めた。

これに対し、斉藤国交相は米子~境港間の高規格道路について「重要な道路。米子市街地の渋滞緩和や港湾・空港へのアクセス向上が見込まれ、関係自治体と連携し検討を進めたい」と回答。境港出雲道路についても「地元で整備効果等を検討していると承知している。必要な協力を行いたい」と前向きな姿勢を示した。

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