予算確保、未事業家区間の早期事業化など訴える 山陰近畿道整備推進決起大会

[caption id="attachment_4337" align="alignleft" width="300" caption="大会中に行われた要望書の手交。末松国交副大臣は「推進に頑張る」と語った"][/caption]

京都府宮津市と鳥取市を結ぶ山陰近畿自動車道(全長約120㌔)の整備推進を求める決起大会が11月24日、東京・永田町の衆議院第1議員会館で行われ、沿線三府県の知事、市町村長、国会議員など総勢約220人が出席する中、事業中の区間の予算確保と未事業化区間の早期事業化、道路関係予算の総額確保を求めた。

決起大会は山陰近畿自動車道整備推進議員連盟(会長=石破茂衆議院議員)、山陰近畿自動車道整備推進協議会(会長=山田啓二京都府知事)が主催。冒頭、石破議連会長は「人口減少の中、出生率の高い地方で生まれた赤ちゃんが東京へ移ってしまう。この人口流出を止めないと国はやがてなくなってしまう。こうした状況、将来世代を考えれば、山陰近畿道は早く整備しなければならない」と挨拶し、山陰近畿道の供用率が未だ30%弱の現状に強い危機感を滲ませた。

推進協議会からは山田会長のほか井戸敏三兵庫県知事、平井伸治鳥取県知事も出席し、「日本海側の国土軸なくして、日本の将来の構図は描けない」(山田会長)、「環日本海時代を迎えようとしている中、山陰近畿道を早期に」(井戸兵庫県知事)、「人や物が入ってこなければ、迅速な災害復旧活動はできない。山陰近畿道は1日も早く繋げる必要がある」(平井鳥取県知事)と語り、早期整備に向け三府県一致して取り組む姿勢を強調した。

また、三府県知事から国土交通省から出席した末松信介副大臣、藤井比早之政務官に対し要望書が手交され、末松副大臣は「事業推進に向け頑張る」と応じた。

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