[caption id="attachment_5538" align="alignleft" width="300" caption="秋元国交副大臣へ早期事業化を訴える清水愛南町長と中平宿毛町長"][/caption]
四国西南地域道路整備促進協議会の高規格道路「宿毛~内海間」整備促進部会は8月25日、秋元司国土交通副大臣への要望活動を実施。清水雅文愛媛県愛南町長と中平富宏高知県宿毛市長は、四国横断自動車道・宿毛~内海間の計画段階評価を早期に完了し、事業化することを要請した。
宿毛~内海間は15年、計画段階評価を進めるための調査箇所に選定された。同区間が開通すれば、現在整備が進められている中村宿毛道路や津島道路と繋がり、循環型ネットワークを形成。漁業等の基幹産業の発展による交流人口の拡大、そして南海トラフ地震に対する防災力の強化のためにも、同区間の早期整備は地域の悲願となっている。
こうした実情を訴えた清水愛南町長と中平宿毛市長は、早期の新規事業化とともに、概略ルート・構造の検討にあたっては、宿毛市側では防災拠点となる宿毛新港に繋がる「海側ルート」、愛南町側は津波浸水想定区域を回避した「山側ルート」の検討を要請した。
これに対し秋元副大臣は「宿毛~内海間は大事な事業」とした上で、「9月には意見聴取の場を設ける。必ずいい形で答えを出したい」と事業化に向け、早期に着手していく考えを示した。