伊豆縦貫自動車道建設促進期成同盟会(会長=川勝平太静岡県知事)、伊豆縦貫自動車道建設推進期成同盟会、東駿河湾環状道路整備促進期成同盟会(会長=栗原裕康沼津市長)は7月27日、千代田区平河町の都道府県会館で15年度合同総会を開催。災害時に脆弱な道路状況の改善のため、更には世界水準の観光資源を活かした地域活性化を実現するため、必要不可欠な伊豆縦貫道の早期完成を目指し、気勢を上げた。
冒頭、伊豆縦貫自動車道建設推進期成同盟会を代表して下田商工会議所の田中豊会頭が開会挨拶で「半島北側では昨年2月、東駿河湾環状道路・三島塚原~函南塚本間が開通する等により顕著にストック効果が発現している一方、天城越えの区間はまだ事業化されていない」と指摘。伊豆地域の基幹インフラ、伊豆縦貫道の必要性を訴えた。
渡辺周衆院議員、細野豪志衆院議員、勝俣孝明衆院議員、岩井茂樹参院議員の来賓挨拶、沿線住民による意見発表に続き、①天城峠を越える伊豆市~河津町間について計画段階評価の手続きに着手し、早期事業化を図ること②天城北道路、河津下田道路及び東駿河湾環状道路(沼津岡宮~愛鷹)の早期開通を図ること――等を骨子とする決議案を満場一致で採択。関係機関へ積極的に要請していくことを決めた。