富士吉田忍野スマートIC開通 堀内市長「コロナ禍の復活起爆剤」

[caption id="attachment_12460" align="alignleft" width="300"] 長崎幸太郎山梨県知事、堀内富士吉田市長、天野多喜雄忍野村長ら約80人が出席して催された開通式(7月24日)[/caption]

NEXCO中日本八王子支社と山梨県富士吉田市が整備を進めてきた東富士五湖道路の「富士吉田忍野スマートIC」が7月24日午後3時に開通した。富士吉田ICから約4.4㌔、山中湖ICから約4㌔の地点に位置し、ETC搭載の全車種が24時間、全方向で利用可能で、ゲート前での一旦停止が必要となる。

昨年4月には国道138号須走道路・御殿場バイパスが開通し、新東名高速道路と東富士五湖道路が接続され、観光・物流を支える広域道路ネットワークが形成されたが、今回の開通で、ネットワークへのアクセス性が更に向上する。

開通に先立ち、市内では長崎幸太郎山梨県知事、堀内茂富士吉田市長、天野多喜雄忍野村長ら約80人が出席して式典が行われ、テープカットとくす玉割で完成を祝った。
堀内市長は「このスマートICはコロナ禍の復活の起爆剤と考えており、鐘山の滝やふじさんミュージアムなどをエリアに取り込み、一体となり活用を図っていく」と主催者挨拶をした。

■開通効果

国道138号をはじめとした周辺道路の渋滞が緩和され、地域住民の利便性向上が期待される。
大規模災害の際には、避難者交通が分散され、迅速な物資の輸送や人員派遣が可能となり、防災・減災機能が強化される。
また、周辺には世界文化遺産富士山の構成資産の1つで富士山信仰の聖地として栄えた「北口本宮富士浅間神社」や、国の天然記念物「忍野八海」、富士山を正面に仰ぎ、地元の特産品や土産品が充実し、年間160万以上の人が訪れる「道の駅富士吉田」など多くの観光施設があり、アクセスが向上することで、観光客も増加し、地域経済の活性化が期待される。
普通車の利用料金は富士吉田ICまで280円、山中湖ICまで260円、須走ICまで800円となる。

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