山形3同盟会が3路線推進で要望 冬期通行の安全・安心等 小野寺政調会長や高橋国交副大臣に

[caption id="attachment_15642" align="alignleft" width="300"] 平山副知事らが小野寺政務調査会長に要望書を手交[/caption]

東北中央自動車道、日本海沿岸東北自動車道、宮城・山形横断自動車国道(東北横断自動車道酒田線)の3建設促進同盟会は昨年11月22日、自由民主党や国土交通省を訪問し、3路線の整備推進や財源確保などを求める合同要望を実施した。

3同盟会の会長を務める吉村美栄子山形県知事の代理として出席した平山雅之副知事を筆頭に、新潟県の笠島公一副知事や菅野大志西川町長、佐藤英司金山町長、宮城、秋田、福島県の自治体関係者や、沿線の地域住民など13人の要望団は、自由民主党の小野寺五典政務調査会長や、国土交通省の高橋克法副大臣と面談し、要望書を手交した。

平山副知事は「3路線の整備推進や、冬期通行の安全・安心の確保、除排雪等の強化などのほか、2025年度道路関係予算の所要額満額確保、国土強靱化実施中期計画について、必要な事業規模と期間を盛り込んだ上で、24年度内に策定し、必要な予算・財源の別枠での確保をお願いしたい」などと訴えた。

また東北中央自動車道については、25年度の開通見通しが公表された「横堀道路」の開通予定までの確実な開通、高畠、天童南スマートICの整備推進などを要望。日本海沿岸東北自動車道は、26年度開通見通しの「遊佐象潟道路」遊佐鳥海~小砂川IC、25年度開通見通しの同道・小砂川IC~象潟ICと二ツ井今泉道路・小繁IC~今泉ICの開通予定までの確実な開通、東北横断自動車道酒田線は、構想路線(仮称)庄内内陸月山連絡道路の事業化に向けた課題の整理・検討に着手、早期計画策定を図ることなどを求めた。

小野寺政調会長は「来年は強靱化の当初予算をしっかりと積み上げていきたい。ぜひ地域からたくさんの声を上げて頂くと助かる」、高橋副大臣は「開通見通しが公表されていない事業箇所は早期に開通見込みを示すようにしていきたい。国土強靭化実施中期計画は策定中であるが、少しでも多くの財源を取れるようにしたい」などと対応した。

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