山梨・長野県要望 中部横断道 長坂~八千穂早期事業化を! 「機は熟した」と手応え

[caption id="attachment_12390" align="alignleft" width="300"] 𠮷岡技監に要望書を手交する長崎山梨県知事、阿部長野県知事ら要望団[/caption]

長崎幸太郎山梨県知事と阿部守一長野県知事は14日、国土交通省を訪れ、吉岡幹夫技監と面談。中部横断自動車道の長坂(山梨県北杜市)~八千穂(長野県佐久市)間の早期事業化を求める要望書を手交した。

要望活動には、中部横断自動車道北部区間広域連携懇話会会長の上村英司北杜市長、副会長の栁田清二佐久市長も同行。長坂~八千穂間について、環境影響評価の次の段階である準備書手続きに進むため、具体的なルートや道路構造を示すよう要望。山梨、長野両県が行う都市計画手続きが円滑に進むよう、協力を要請した。

中部横断道は昨年8月、静岡~山梨間が全線開通。山梨~長野間についても八千穂高原IC~佐久小諸JCT間が既に開通。長坂~八千穂間延長約34㌔が唯一のミッシングリンクとして残されている。
同区間については2020年10月、環境影響評価に係る現地調査に着手され、調査は概ね完了。中部横断道の必要性や効果について、地域住民等との意見交換会などコミュニケーション活動も重ねられ、本年1月には山梨、長野10市町村による北部区間広域連携懇話会が発足。早期整備を求める声が日増しに高まっている。

要望後、囲み取材に応じた長崎山梨県知事は「長坂~八千穂間の早期ルート決定、早期事業化に向け一歩前進した」と説明。吉岡技監からは「要望を重く受け止める、機は熟した」と前向きな話があったとのこと。太平洋と日本海をつなぐ中部横断道のミッシングリンク、長坂~八千穂間の事業化に手応えを感じている様子だった。

パーマリンク