徳島自動車道4車線化「新次元の分散型国土」創出へ 道路整備の加速を国に提言

[caption id="attachment_12922" align="alignleft" width="300"] 鈴木財務大臣に提言書を手交する飯泉知事[/caption]

徳島県、徳島県議会徳島自動車道整備促進議員連盟、徳島自動車道4車線化促進期成同盟会が合同で10月31日、斉藤鉄夫国土交通大臣、鈴木俊一財務大臣、自民党の上野賢一郎政務調査副会長へ徳島自動車道の早期4車線化と「新次元の分散型国土」を創出する道路整備の更なる加速についての提言を行った。

提言では、要望団を代表して、飯泉嘉門徳島県知事が、徳島道の4車線化については「有料道路制度」の見直しなどによる財源確保のほか、「安全・安心基本計画」の3つの課題全てに該当する優先整備区間「井川池田・川之江東JCT間」の早期事業化を要請した。

「新次元の分散型国土」を創出する道路整備の更なる加速については、ミッシングリンク区間が多く残る県内の高規格道路の現状や、建設後半世紀を超えた橋梁が全国平均の1・3倍となっている県の状況を提示。国と地方の総力を結集した「道路整備の更なる加速」が急務となっていることから道路整備に必要な予算・財源を例年以上の規模で確保し、計画的に事業を推進することなどを訴えた。

提言に応じた斉藤大臣は、「優先整備区間については事業中区間も含めてしっかり加速させていきたい。そのためには財源をしっかり確保しなければいけない」と話し、鈴木大臣は、「徳島自動車道4車線化で九州からの物流が四国ルートに移って来ることになれば四国全体に大変な経済効果がある、投資効果という観点では、非常に優先されて然るべき道路」、上野副会長は、「徳島道4車線化は非常に重要な課題、より広域に見ても大変重要な道路だと認識している。きっちり予算を上積みできるよう努力していきたい」と応えた。

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