新東名27年度全通へ 連絡調整会議が見通し示す

NEXCO中日本は16日、神奈川県横浜市内で開かれた連絡調整会議で、新東名高速道路の全線開通を27年度とする見通しを明らかにした。

東京から名古屋を330㌔で結ぶ新東名の内、残区間となっている新秦野IC~新御殿場IC(延長26㌔)は当初、23年度開通と見込まれていたところ、掘削中の高松トンネルに脆弱な地山や断層破砕帯が確認されたことから昨年、開通時期が白紙に戻されていた。

高松トンネルの未掘進区間で追加調査を行ったところ脆弱な地山と断層破砕帯が継続していることが確認されたことから、NEXCO中日本では「地山に適した対策工等を実施しながら慎重に工事を進めて行く」方針を打ち出したものの。

会議に参加した沿線自治体からは「開通が23年度になるのは残念。高松トンネルの地盤状況が悪いことは承知しているが、安全を最優先に1日も早い開通をお願いする」といった要請が寄せられた。

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