日本海沿岸東北自動車道建設促進フォーラム 早期全通へ東北・新潟経済界連携 会場・オンラインに約200人参加

[caption id="attachment_12622" align="alignleft" width="300"] 23回目となるフォーラムは2年ぶりに開催[/caption]

日本海沿岸東北自動車道建設促進フォーラム実行委員会(代表=増子次郎東北経済連合会会長)は6日、山形県酒田市のル・ポットフーで、23回目となる建設促進フォーラムを2年ぶりに会場とオンラインにより開催した。

同フォーラムには、実行委員会の増子代表や、山形県の平山雅之副知事、国土交通省の信太啓貴東北地方整備局道路部長や武藤聡北陸地方整備局道路部長をはじめ、経済団体や国、青森・秋田・山形・新潟各県の担当者ら会場・オンラインを併せて約200人が参加した。

開会冒頭、増子会長は「東北・新潟の更なる復興・創生を促進し、地域経済の活性化と地域の持続性を高めるためにも、日沿道の1日も早い全線開通に向けた整備推進を願う」と挨拶。共催者を代表し、平山副知事が吉村美栄子山形県知事の挨拶を代読。官・民一体となった早期完成に向けた取組みの重要性を訴えた。

続いて、沿線4県の代表者による整備推進に向けた意見発表や、専修大学商学部の太田和博教授が「2040年、道路の景色が変わったときの日沿道~まずはつながないと、そして使い倒さないと~」をテーマにした記念講演を行った。

大会決議は▽26年度までに開通見通しが立っている二ツ井今泉道路、能代地区線形不良、遊佐象潟道路、酒田みなと~遊佐間の早期整備、朝日温海道路の整備促進と早期開通見通しの公表▽日沿道に接続する津軽道の全通に向け、18年度に事業化された柏浮田道路の早期整備、西津軽能代沿岸道路の早期事業化▽日沿道などの基幹道路について事業中・計画中の路線を含め「重要物流道路」として確実に指定▽ストック効果の早期発現と大都市一極集中の弊害の是正と地方創生の加速化に向け、機動的な公共投資の推進―等。

日沿道の早期全線開通にかける東北・新潟経済界や沿線団体の総意をもって、政府や関係機関に要望していくことを確認し、満場の拍手を持って大会決議を採択した。

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