[caption id="attachment_14092" align="alignleft" width="300"] 理事会後、加藤竜祥国交政務官に要望書を手交する石橋浩人会長[/caption]
全国高速自動車道市議会協議会(会長=石橋浩人相馬市議会議長)は10月17日、第1回理事会を開き、今後の会議、要望活動について協議。高規格道路網の早期整備や暫定2車線区間の4車線化等の実現に向け、「高速道路建設・整備促進等に関する要望書」を決定した。318市の全加盟市に対して要望書を配布し、地元選出国会議員に対し要望活動を行うこととした。
理事会では、石橋会長が「近年、頻発化・激甚化する自然災害に対し、高規格道路は命の道としての機能を発揮している。しかし整備が大幅に遅れている区間が未だ多く残されており、未整備地域においては経済機会の損失や、災害時における救助活動、物資の輸送などの災害対応に重大な課題となっている」と挨拶。続いて、国土交通省道路局高速道路課の田中創事業調整官が「高速道路を取り巻く最近の情勢について」をテーマに講演を行った。
協議では、ミッシングリンク解消や安定的な道路整備等を実施できるよう、建設資材高騰や労務費の上昇を踏まえた財源の確保、暫定2車線区間の4車線化等を盛り込んだ「建設促進について」のほか、「安全対策の推進」「高速道路の機能向上と利便性の拡大について」「料金制度について」を柱に掲げた要望書案が原案通り決定した。
理事会後、石橋会長ら役員は国土交通省を訪れ、加藤竜祥大臣政務官、丹羽克彦道路局長と面談。「高速道路建設・整備促進等に関する要望書」を手交した。