国土交通省大隅河川国道事務所は11月5日、20年度内の開通を目指し工事を進めていた東九州自動車道の志布志IC~鹿屋串良JCT間(延長19・2㌔)について、開通時期を21年夏頃に見直すと発表した。また、今年10月連結許可になった「志布志有明IC」の志布志方面へのアクセスも同時開通すると発表。鹿屋市、志布志市の両方面から乗り降りできるフルICとなる。
同区間は20年7月豪雨により、路肩の斜面が崩れるなど工事中の道路が被災し、復旧工事を行っていたため工程が遅延。大規模被災箇所の復旧工法の検討が完了するなど復旧の見通しが立ち、残る工事工程を見直した結果、開通時期の見通しが立った。
同区間の開通に伴い、東九州道の志布志IC~末吉財部IC間が開通し、志布志港等の交通拠点と大隅地域の広域交通ネットワークが形成され、時間短縮によるアクセス性が向上する。鹿児島市~志布志市間の所要時間は約35分の短縮が見込まれる。