東海北陸道 白川郷IC~五箇山IC 新凍結防止剤を試行導入

[caption id="attachment_10332" align="alignleft" width="300"] 共同開発した「プロピオン酸ナトリウム」[/caption]

NEXCO中日本は、富山県立大学と国立研究開発法人土木研究所寒地土木研究所と共同開発した新たな凍結防止剤「プロピオン酸ナトリウム」(以下プロナト)を3月から試行導入金属腐食抑制効果等を検証する。

試行導入区間はNEXCONEXCO中日本富山保全・サービスセンター管内の東海北陸自動車道・白川郷IC~五箇山IC間。雪氷基地は五箇山IC。3月から雪氷対策期間が終了する4月まで実施する予定だ。

試行中に、溶液作成のしやすさや、積み込みのしやすさといった「作業性」や、特有の臭いを放つプロナトの「臭気状況」を確かめるほか、塩化ナトリウムと比較した際の「路面状態」、「路面のすべり抵抗性」「金属腐食抑制効果」を検証する。

プロナトは、一般にパン・洋菓子用防カビ剤として利用されているが、塩化ナトリウムや塩化カルシウムに比べて金属腐食抑制効果に優れることに同大と同研究所が着目。13年度に基礎研究がスタート。成果が出てきたことから、道路の凍結防止剤としての活用が15年度より検討されていた。

パーマリンク