東海北陸道・飛騨清見~南砺SIC 4車線化を 岐阜、富山県と沿線首長が要望

[caption id="attachment_13710" align="alignleft" width="300"] 要望を受けた石井副大臣は「遅れないよう取り組む」と応じた[/caption]

東海北陸自動車道の暫定2車線区間、飛驒清見IC~南砺スマートIC間の早期4車線化を実現させるため、岐阜県、富山県と沿線首長は7月19日、財務省と国土交通省への要望活動を実施した。

当日、野島征夫岐阜県議会議長、日置敏明郡上市長、成原茂白川村長、田中幹夫南砺市長、湯之下明宏飛驒市副市長等の要望団は、財務省で金子俊平大臣政務官、国土交通省で石井浩郎副大臣、吉岡幹夫技監と面談。①優先整備区間の飛驒清見IC~白川郷IC間について、料金徴収期間の延長により確保された財源などを活用して、4車線化に向けて早期事業化を図ること②白川郷IC~五箇山IC間、五箇山IC~福光IC間及び福光IC~南砺スマートIC間の4車線化について完成見通しを示した上で事業を推進し、早期完成を図ること③五箇山IC付近の付加車線設置事業については早期効果発現のため、1日も早く完成させること――等を骨子とする要望書を手交した。

野島岐阜県議長は、暫定2車線区間の4車線化の優先整備区間とされている飛驒清見IC~南砺スマートIC間のうち、唯一事業化されていない飛驒清見IC~白川郷IC間について「区間内には貫通まで10年を要した飛驒トンネルがあり、同区間の4車線化の早期事業化が強く求められている」と説明。「東海北陸道延長185㌔の沿線地域の声を受け止めていただき、早期の全線4車線化をお願いしたい」と訴えた。

これを受け、金子財務大臣政務官は「東海北陸道の全線4車線化は地域の悲願であることは十分理解している」、石井国土交通副大臣は「残りの未事業化区間は遅れないよう取り組む」と応じ、要望の実現に理解を示した。

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