愛媛県東温市の髙須賀功市長は3月29日、IC間隔が12㌔と長い松山自動車道・松山~川内間に新たな「東温スマートIC」の設置に向けた支援を国土交通省の山本順三副大臣、池内幸司技監らに要望した。
東温市は04年、重信町と川内町が合併して誕生。松山道の延伸や4車線化により企業や大型ショッピングセンターの立地が進んだものの近年、地域経済の停滞や人口減少の進行が課題となっており、地方創生の取り組みが急務となっている。
髙須賀市長は山本副大臣に、県内開催が予定されている17年国体や、就任来1000人を超えている新規雇用の状況を説明。「こつこつと進めてきたが、新たな雇用を生み出すには道路交通網の整備が不可欠」と述べ、「スマートIC整備のスタートラインとなる、国による「準備段階調査」を16年度にぜひ実施して頂きたい」と強く求めた。
県内の状況に詳しい山本副大臣は、「国道33号で渋滞が発生していることも承知している。交通量を見ても設置できる枠内に入っており、可能性の高い地域と理解している」と話した。