津軽道「鰺ヶ沢道路」国道101号~鰺ヶ沢間3.4㌔ 7月30日に開通

津軽自動車道「鰺ヶ沢道路」の国道101号(青森県西津軽郡鰺ヶ沢町北浮田町)~鰺ヶ沢IC間(延長3.4㌔)が7月30日午後4時30分に開通した。

開通に先立ち午後2時から、南浮田IC付近で、開通式典が開催され、三村申吾青森県知事や東條昭彦鰺ヶ沢町長ら関係者と地元住民約150人が出席。

三村知事は「県内各地や首都圏などへのアクセス時間が短縮され、雇用拡大、救急搬送時間の短縮、インバウンド振興などが一層図られる。これらの効果を最大限に享受するためには、新規事業化に向け手続きが進められている、つがる市柏~鰺ヶ沢町浮田間約13㌔の早期整備がかかせない」と津軽自動車道の全線開通に期待を寄せた。東條町長は「交通の転換が図られ、国道101号の渋滞が解消されると期待する」と述べた。

「鰺ヶ沢道路」は、津軽自動車道の一部を構成する延長3.7㌔の自動車専用道路で、通行無料。総事業費は約87億円。

津軽道は、青森市から鰺ヶ沢町間を結ぶ延長約38㌔の自動車専用道路。今開通により、開通延長は22.9㌔で整備率は約60%となった。

今回の開通で、同町のスイカや深浦町のマグロなどの農水産物を、スムーズに首都圏へ出荷できるようになり、物流の効率化や地域間交流を促進し、地域活性化が期待される。

三村知事など関係者は、テープカットやくす玉割りで開通を祝い、車両数十台によるパレードを行った。式典には地元商店の番犬で、テレビ等で人気を集めたブサかわ犬「わさお」も駆けつけた。

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