熊本地震受け 九州中央道・中九州横断道の整備促進 熊本・大分・宮崎3県が国へ合同要望

[caption id="attachment_4262" align="alignleft" width="300" caption="木原財務副大臣に要望書を手交する河野宮崎県知事ら"][/caption]

今年4月の熊本地震を受けて、熊本、大分、宮崎の3県は合同で11月15日、九州の東西軸である九州中央自動車道及び中九州横断道路の整備促進を国へ要望した。熊本地震の際に、九州縦貫自動車道が通行止めとなり、救援活動や支援物資の輸送に影響がでたが、両路線が被災地への支援ルートとなったことから、九州の東西軸の多重化の重要性を再認識し、今回初めて合同で両路線の要望活動を行った。

財務省では宮崎県の河野俊嗣知事、熊本県の田嶋徹副知事、大分県の太田豊彦副知事が木原 稔副大臣に要望書を手渡し、「熊本地震の際には、両路線はバックアップ道路として機能した。南海トラフ巨大地震の発生が予想される中、「命の道」として両路線を早急に整備しなければならない」と説明し、両路線への予算の重点配分や整備促進を要望した。木原副大臣は「重要性は認識している。来年度当初予算でもできる限り努力したい」と述べた。

同日は、自由民主党の下村博文幹事長代行、国土交通省の森昌文技監へも同様に要望を行った。

九州中央自動車道及び中九州横断道路の供用率はともに非常に低く、熊本地震の余震が今なお続き、更には南海トラフ巨大地震による大きな被害が想定されている中、両路線とも1日でも早い全線開通が求められている。

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