敦賀舞鶴間道路整備促進期成同盟会(会長=杉本達治福井県知事)と福井県議会高規格道路建設促進議員連盟(会長=山岸猛夫福井県議会議員)は11月11日、舞鶴若狭自動車道の機能強化を求める要望活動を実施。日本海国土軸の一翼を担い、関西圏、中京圏、北陸圏の広域ネットワークを形成する舞鶴若狭道の全線4車線化を訴えた。
鷲頭美央福井県副知事、林龍夫京都府技監、宮本俊福井県議会議長、米澤光治敦賀市長、杉本和範小浜市長、戸嶋秀樹美浜町長らで構成された要望団は国土交通省を訪れ、廣瀬昌由技監と面談。要望書を手交した。
要望書では、舞鶴若狭道の4車線化について①事業中の舞鶴東~小浜間約23㌔の整備推進②優先整備区間で未事業化の舞鶴東~大飯高浜間の一部、小浜~若狭上中間、三方五湖スマート~若狭三方間の早期事業化➂残る区間の舞鶴西~舞鶴東間、若狭上中~三方五湖スマート間、若狭三方~敦賀間の4車線化を求めたほか、舞鶴若狭道と重要港湾・京都舞鶴港のアクセスを強化する西舞鶴道路の早期完成も盛り込まれた。
鷲頭副知事らは、能登半島地震を踏まえ4車線化など高規格道路の機能強化の重要性が再認識されている中、約5割が暫定2車線となっている舞鶴若狭道の現状を説明。原子力発電所に災害が発生した場合の広域避難の観点からも、「舞鶴若狭道の早期全線4車線化を」と求めた。
廣瀬技監は「舞鶴若狭道は広域ネットワークの形成や原子力災害時の避難道路として重要。能登半島地震の経験、道路メンテナンスの効率化の観点からも4車線化を進めていく必要がある。」と回答。要望の実現に理解を示した。
また、要望団は自由民主党森山裕幹事長と財務省菅野裕人主計官、国土交通省佐々木俊一道路局次長とも面談し、要望書を手交した。