滋賀県多賀町とNEXCO中日本名古屋支社が名神高速道路・多賀SAに設置を進めていた多賀スマートIC(下り線)が4月29日、開通した。
多賀町周辺では物流の円滑化のほか、年間150万人以上が訪れるという多賀大社をはじめとする観光地の賑わい創出等が期待されている。
当日行われた開通式典には三日月大造滋賀県知事、久保久良多賀町長、新名神高速道路建設促進議員連盟幹事長の上野賢一郎衆議院議員などが出席した。地元を代表して久保町長が「多賀町の新しい玄関口として、観光振興と産業振興に大きな力が発揮されると期待している」と挨拶。三日月知事は「2年後に彦根市を主会場にした国民スポーツ大会、全国障害者スポーツ大会があり、多賀スマートICの利用促進に努めたい」と語った。
テープカット、くす玉開披で式典終了後、最初に通行する一番車に当選した5台への通行証明書の贈呈式も行われた。
完成した多賀スマートICは出入口1レーンずつ。現在、上り線も着工しており、上下線が開通する2030年には1日に約3600台の利用が見込まれている。