[caption id="attachment_15619" align="alignleft" width="300"] 阿寒ICで行われた通り初め(釧路開発建設部提供)[/caption]
札幌と道東を結ぶ道東自動車道・阿寒IC~釧路西IC間(延長17・0㌔)が昨年12月22日、開通した。これにより釧路市内に高速道路が到達し、札幌市と釧路市が約4時間余りで直結。地域連携の強化だけでなく、人手不足が深刻な物流業界の負担軽減や災害時の緊急輸送道路としての活用も期待されている。
同日、釧路市の阿寒町公民館で記念式典が開かれ、沿線自治体の関係者など約250人が出席して鋏入れ式などが行われた。
式典では鈴木直道北海道知事が「2011年に夕張市長に就任し、道東自動車道建設促進期成会の会長として何とか釧路まで延伸するんだということが、私の公選職に就任しての初めての道路要望の活動だった。あれから13年の月日が流れ、本日、札幌と釧路が高速道路で繋がった」と自身の思いを込めて挨拶。
「今回の開通で、北海道が誇る食料生産基地である道東から道内外の方々へ、新鮮で美味しい水産物や農畜産物を安定してお届けする上でも、また物流対策としても非常に大きな効果がある」とした鈴木知事は「今後、事業実施中の尾幌糸魚沢道路の早期開通と、別保~尾幌間はじめ未着手区間の早期着手に取り組む」と、更なる延伸に向け決意を語った。
正午からは阿寒ICで通り初めが行われ、沿線住民が見守る中、パトカーやトラックなど約70台が本線上を駆け抜けた。