高速道路ナンバリング検討委8日に初会合

[caption id="attachment_3290" align="alignleft" width="300" caption="初会合で挨拶する家田仁委員長"][/caption]

インバウンド等視野にわかりやすく

今夏にも結果とりまとめ

国土交通省は8日、インバウンドを含む高速道路利用者へのわかりやすい道案内を目指す「高速道路ナンバリング検討委員会」(委員長=家田仁政策研究大学院大学教授)を新設。同日、森昌文道路局長、道路局関係課長と、交通工学、観光学、デザインなどの専門家5人で構成する委員との初会合が開かれた。オブザーバーとして、NEXCO3社も出席した。

ネットワークの充実によりルート選択が複雑化している高速道路に、わかりやすい路線番号を振り分ける〝ナンバリング〟の手法を諸外国に倣って導入しようというもの。事務局が提示した案によると、対象路線は、高規格幹線道路+「α」。高規格幹線道路を補完してネットワークを形成する三陸北縦貫道路、仙台南部道路等のほか、空港、港湾、観光地へのアクセス道となる常陸那珂有料道路、東京湾アクアライン、セントレアライン等が候補に挙がっている。

今後、道路利用者や外国人、地図・カーナビメーカー、旅行業界等へのヒアリングを行いながら、対象路線、ルール作りを5回にわたり検討、第6回目となる今夏を目途に検討結果のとりまとめを行う。

初会合では諸外国や、東京メトロ、都営地下鉄のナンバリングルールや、導入事例、1885年から始まった我が国の国道番号の経緯について事務局が説明した後、意見交換が行われ、実現に向け、➀最少の時間・最少の労力、②現在の国道番号をなるべく尊重、③シンプルかつユーザーフレンドリーなナンバリングシステム、④仮適用とチェックの繰り返しによる具体化、⑤高齢化社会に対応したわかりやすいエンブレムデザインを基本方針とすることを確認した。

パーマリンク