高速道路機構、NEXCO3社、本市「SA・PA利便性向上整備方針」まとめ

日本高速道路保有・債務返済機構とNEXCO3社、本四高速は昨年12月26日、「高速道路SA・PAにおける利便性向上に関する整備方針」をまとめ、公表した。駐車スペースの確保に向けて、2024年度から駐車場の立体構造化を検討することなどが盛り込まれた。

社会資本整備審議会道路分科会の国土幹線道路部会が21年8月にまとめた高速道路の持続化への提言を盛り込んだ中間答申を踏まえ、高速道路機構とNEXCO3社、本四高速は22年8月に検討会を設置。SA・PAの利便性向上に向けて「確実な休憩・休息機会の確保」「新たな需要への対応」の2つを柱に議論を進めてきた。

物流トラックが増加する中、これまで既存駐車エリアのレイアウト変更により大型駐車マスを拡充し、駐車場予約システムの社会実験や東名高速道路・豊橋PA(下り)で夜間利用を有料化するなどの取り組みを行ってきた。

整備方針では、各課題に対する短期と中長期の対策を整理した。

短期的な対策として、駐車マスの飽和度や物流の観点で重要と考えられる路線のSA・PAを対象に、大型車駐車マスの拡充を進める。敷地内での対策が難しい箇所では、中長期的な対策としてSA・PA隣接地の拡張やSA・PAの新設を検討。一定時間以上の利用に対する有料の検討も進めていく。

24年度からは、複数縦列式(コラム式)や駐車場の立体構造化の導入に向けた検討にも着手。更に、車両が確実に駐車し、休憩機会を逸することがないよう短時間利用者の多いSAを対象に「短時間限定駐車マス」を試行導入、拡充する。これにより駐車マスの回転率を上げる狙い。

休憩施設間の距離がある空白地帯の解消に向けては、本線や路外のSA・PAの新設を中長期で検討する。物流効率化の観点では、中長期の対策として中継地点の立地や設備、整備スキームのあり方を詰めていく。

国土交通省の「道路におけるカーボンニュートラル推進戦略」を踏まえ、EV車の充電インフラの整備も鋭意進めていく。

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