鹿児島、熊本県4団体が中央要望 南九州西回り道 事業推進求める

[caption id="attachment_13706" align="alignleft" width="300"] 西田政務官に要望書を手交[/caption]

鹿児島県の塩田康一知事と熊本県の田嶋徹副知事は7月18日、南九州西回り自動車道の建設促進を求める中央要望を実施した。要望団は、南九州西回り自動車道建設促進協議会や同建設促進期成会など両県の道路4団体。「防災・減災・国土強靱化のための5か年加速化対策」による強靱なネットワーク整備の加速化・進化を進めるための予算・財源確保とともに、芦北出水道路と阿久根川内道路の供用予定年次の明示と早期完成、阿久根川内道路の全区間において用地取得と着工、更なる整備推進を図ることなどを要望した。

塩田知事は芦北出水道路や阿久根川内道路の順調な整備に謝意を述べるとともに、災害発生時には、これまでの開通によるダブルネットワークが機能していること、また沿線地域では全線開通を見据えた企業進出がはたされていることなどを紹介。「地元の取組として、阿久根川内道路では用地の先行取得を行っている。大川~湯田西方間については、今年度から用地幅杭の設置に着手する。沿線市とともに整備促進に取り組んでいきたい」と話した。

要望を受け、財務省の新川浩嗣主計局長は「国交省ともよく検討していきたい」と述べ、国土交通省の西田昭二大臣政務官は「芦北出水道路は用地買収も完了しており最後の橋梁のところもしっかりと進めていきたい。阿久根川内道路は用地買収など地元の協力をいただいてしっかり事業を推進していきたい」、佐々木正士郎道路局次長は「いつできるかという地元の期待感も承知しているので5か年加速化対策をしっかり進めていきたい」と応えた。

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