9日 福岡・佐賀両県域に小郡鳥栖南SIC開通 50人が巨大アーチで鋏入れ

6月9日午後4時、福岡・佐賀県境に九州自動車道・小郡鳥栖南スマートICが開通した。開通に先駆け、佐賀県鳥栖市内のホテルで催された開通式には、福岡県の服部誠太郎知事、佐賀県の山口祥義知事、全国道路利用者会議の古賀誠会長、地元選出国会議員など、この日を待ち望んだ関係者約140人が参集し、喜びを分かち合った

小郡鳥栖南スマートICは、交通の要衝である鳥栖JCT~久留米ICに位置。2県に跨るスマートICは日本初。式典では山口知事が「もはや私には県境は見えておりません。もう、両県は一体になったのではないかと思う」と喜びの声を上げ、福岡県の服部誠太郎

知事は「この開通を弾みに実質GDP20兆円を実現したい」と意気込みを語った。
場所を変え、福岡県小郡市のスマートIC敷地内で催された鋏入れ式は、九州縦貫道・九州横断道のクロスポイントにふさわしいひときわ大きな開通アーチのもとで行われ、地元園児や両県のゆるキャラも応援に駆け付け、約50人の大セレモニーに。鋏入れ直前には降っていた雨も上がり、参加者一同が晴れやかな表情でくす玉を仰いだ。

この日、NEXCO西日本の前川秀和社長は、来賓あいさつで、土地提供者らに謝意を示すとともに「未来につづく信頼の道づくりの推進、災害対応力の強化と地域連携の推進、さらなるお客さま満足度の向上など、積極的に取り組んで参ります」と語った。(付録・カラー別冊に関係記事)

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