南九州西回り道決起大会に住民ら約500人「阿久根川内道路」早期整備へ訴え

[caption id="attachment_16210" align="alignleft" width="453"] 参加者全員、南九州西回り道の路線番号「E3A」入りのトートバックを掲げアピール[/caption]

南九州西回り自動車道「阿久根川内道路」決起大会が5月17日、鹿児島県の阿久根市民交流センター「風テラスあくね」で開催された。南九州西回り自動車道阿久根川内道路建設促進協力会(会長=西平良将阿久根市長)主催。薩摩川内市、阿久根市共催、鹿児島県高規格幹線道路建設促進協議会(会長=塩田康一鹿児島県知事)協賛。

会長の西平阿久根市長、副会長の田中良二薩摩川内市長ら沿線首長、塩田康一鹿児島県知事の代理として藤本徳昭副知事、地元選出国会議員、国土交通省九州地方整備局の三保木悦幸道路部長ら関係者約500人が参集。阿久根川内道路の早期整備を国等に強くアピールし、1日でも早い完成を目指し、参加者全員が地域住民とともに一致団結していく決意を固めた。

大会に先立ち、阿久根小学校の児童が合唱を披露し、三保木道路部長が整備の進捗状況などについて基調講演。また、沿線住民を代表し、甑島漁業協同組合こしきの漁師家海聖丸代表の日笠山了盛さんと、県立鶴翔高等学校生徒会長の桂木優さんが意見発表し、それぞれの立場から阿久根川内道路の全線開通に期待する思いなどをアピールした。

大会は田中薩摩川内市長の開会宣言でスタート。開会挨拶で西平阿久根市長は「経済、観光振興、大規模災害発生時の広域避難や救急医療体制の強化などのためにも安定した道路整備予算の確保と路線の早期全線供用は極めて重要である。県と連携を図り、1日も早く完成するよう国に対し引き続き強く要請していく」と述べた。

藤本副知事は「南九州西回り道では本道路の他、芦北出水道路でもミッシングリンクが残されている。長期的かつ安定的な道路関係予算の確保と当該予算の本道路への重点的な配分によるミッシングリンクの早期解消が重要」と塩田鹿児島県知事の挨拶を代読した。

続いて、阿久根川内道路全区間の事業加速、供用予定年次の明示及び早期完成、国土強靱化実施中期計画について通常予算とは別枠で必要な予算・財源を確保、南九州西回り道のミッシングリンク早期解消と国道3号とのダブルネットワークを構築するための予算の重点配分等を要望する大会決議を牟田学阿久根市議会議長が朗読。参加者全員が南九州西回り道の路線番号「E3A」入りの大会記念トートバックを高く掲げ、満場一致で採択した。最後に、下園政喜薩摩川内市議会議長の発声のもと、参加者全員で頑張ろう三唱を行った。

パーマリンク