滋賀県多賀町とNEXCO中日本名古屋支社は、共同で事業を進めている名神高速道路・多賀スマートIC上り線が2025年度冬に開通する予定だと発表した。
多賀スマートICは2018年に国土交通省の連結許可を受け、彦根IC~湖東三山スマートIC間のほぼ中間地点に整備。23年4月に多賀SA(下)に接続する同スマートICの下り線が先行開通。上り線は同SAから関西よりの位置で本線に直結する形で整備を進めている。
今回、上り線の開通により、全方向での利用が可能となり高速道路ICへのアクセス10分圏域が拡大し、物流の円滑化による生産性向上が期待できる。また、国道8号を利用していた物流交通が分散し周辺道路の混雑緩和が見込まれる。観光面では、多賀大社から彦根ICや湖東三山スマートIC間のアクセス時間がこれまでより約7~8分短縮。周辺観光地と多賀大社との周遊型観光ルートが形成され、観光客の増加や周辺地域の活性化が期待される。
多賀スマートIC~一宮IC間の通常通行料金は、普通車2千円、軽自動車等1640円。