香川県坂出市とJB本四高速は4月24日、瀬戸中央自動車道・坂出北スマートIC(仮称)を同名称に正式決定したと発表。あわせて四国方面の入口、出口を2025年度内に開通できる見通しを明らかにした。
名称決定については、既存名称の認知度が高いこと、名称変更による利用者の混乱を招く恐れがあることなどを踏まえて決定したもの。
坂出北スマートICは、本州方面への乗り降りが可能なハーフインターだが、四国横断自動車道へのアクセス性を向上させるため、17年度にフルインター化の新規事業として採択され、四国方面の入口、出口の整備を進めていた。24年度中の開通を目指していたが、工事中の法面に大きな石が複数発見され、落石対策が必要となり開通時期に遅れが生じた。
坂出北スマートICのフルインター化により、坂出JCTから物流施設が多く立地する番の州入口交差点間の所要時間が約10分から約6分に短縮し、物流効率化の促進や、さぬき浜海道沿線、番の州エリアの観光施設とのアクセスが容易になり観光集客の増加、救急搬送時間の短縮など様々な整備効果が期待される。