四国横断道「窪川佐賀道路」佐賀工区 小黒川トンネルが貫通

四国地方整備局中村河川国道事務所が整備を進める国道56号「窪川佐賀道路」佐賀工区の小黒川トンネル(高知県幡多郡黒潮町~熊野浦)が9月25日、貫通した。延長は396㍍。施工する鴻池組主催で同日、現地で貫通式が行われた。工期は11月28日まで。

窪川佐賀道路は間に既に開通済みの片坂バイパスを挟み、東北に延びる窪川工区・四万十町中央~四万十町西間(延長5・0㌔)と西南に延びる佐賀工区・黒潮拳ノ川~黒潮佐賀間(延長6・2㌔)の2工区に分かれ整備が進められている。窪川工区では8月27日に高知県高岡郡四万十町~金上野の見付トンネル(延長418㍍)が貫通した。

窪川佐賀道路は四国横断自動車道の一部を構成し、将来的には高知市方面と愛媛県宇和島市方面を繋ぐ四国8の字ネットワーク南海トラフ地震などの大規模災害に備え、緊急時の輸送路を確保すると同時に、医療機関への迅速なアクセスを可能とすることで地域住民の暮らしと安全を支える。

佐賀工区は2014年度に設計協議、用地交渉に着手され、15年度より工事に着手。窪川工区は16年度に設計協議に着手され、現在、工事が全面展開。早期開通に向け急ピッチで工事が進む。

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