新潟県要望 磐越道と日本海東北道の早期4車線化を 花角知事が東日本社長へ要望

[caption id="attachment_16605" align="alignleft" width="256"] 花角知事が由木社長へ要望書を手交[/caption]

花角英世新潟県知事は9月16日、NEXCO東日本の由木文彦社長と同社本社で面談し、磐越自動車道と日本海東北自動車道の早期4車線化を要望した。
磐越道は「日本海側と太平洋側の両国土軸を結ぶ横断軸」、日東道は「日本海国土軸」として産業や観光の振興に資するとともに、日本海側最大のエネルギー基地の新潟から会津、酒田方面へLNGをはじめとする生活を支える資源輸送に不可欠な道路として機能している。

東日本大震災の際には広域支援ルートの要となり、懸念される首都圏直下型地震の発災の際は被災地への支援ルートとしての役割も担う。しかし、現状では未だ暫定2車線区間が存在し、交通事故や大雪による通行止め、並行する国道において道路冠水等による通行止めが発生するなど、確実に機能する4車線化は急務の課題となっている。

こうした状況を踏まえ、花角知事は早期4車線化として磐越道・津川IC~三川IC間、日東道・豊栄IC~荒川胎内IC間の新規事業化と、磐越道・安田IC~新潟中央IC間の4車線化優先整備区間の指定の必要性を要望。「4車線化された上信越道では、その効果が如実に表れている。改正措置法による財源を活用して、着実な整備をお願いしたい」と訴えた。

由木社長は「4車線化事業を着実に進める」とし、「通行止めをするとしても、早期の開放に努めたい」と語った。

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