[caption id="attachment_16526" align="alignleft" width="368"] 関係者約90人が出席した建設促進大会[/caption]
山形県の酒田市、遊佐町と秋田県のにかほ市、由利本荘市、秋田市で組織する日本海沿岸東北自動車道山形・秋田県境区間建設促進期成同盟会(会長=松永裕美遊佐町長)は8月18日、山形県遊佐町の鳥海温泉遊楽里鳥海文化ホールで建設促進大会を開催した。
会長の松永遊佐町長、県・市町議会議員、両県選出国会議員、国土交通省の西村拓東北地方整備局長など関係者約90人が出席し、新潟空港IC~小坂JCT間を結ぶ日本海沿岸東北自動車道(総延長約322㌔)の早期全線開通に向け、関係機関に強く要望していくことを確認した。
松永遊佐町長は「高速道路は言うまでもなく繋がってこそその効果を発揮するものである。本日の大会が日沿道整備の必要性を強くアピールする場となり、1日も早く県境区間の早期開通が図られることを祈念する」と挨拶。
続いて来賓祝辞の後、秋田大学の林信太郎名誉教授による基調講演「鳥海山・飛島ジオパークの地球の魅力」や、沿線住民による意見発表が行われ、最後に、山形、秋田県境区間で未開通となっている遊佐象潟道路の整備促進や整備に必要な予算の確保など6項目を骨子とする大会決議を満場一致で採択した。
遊佐象潟道路(延長17・9㌔)の小砂川IC~象潟IC間は25年度、遊佐鳥海IC~吹浦IC間は26年度内の開通が見込まれているが、残る吹浦IC~小砂川IC間は昨年12月、掘削中箇所で硬い岩盤が発生するなどの要因で開通時期の見直しが公表され、開通時期は未定となっている。