NEXCO西日本九州支社は15日、東九州自動車道・宮崎PA~清武IC間の4車線化工事が12月20日に完成すると発表した。宮崎県内で東九州道が4車線化されるのは初めて。同日、10時より旧宮崎市立生目台西小学校体育館で完成式典が行われる。
今回、4車線化されるのは宮崎PAから清武IC手前までの延長3・7㌔。まず下り線が11月15日(土)午前6時に、続いて上り線が12月20日(土)午後3時にそれぞれ2車線増え、4車線化が完成する。
同区間の4車線化工事は2020年10月に始まり、道路幅は路肩を含めて約13㍍拡張。4車線化によって、対向車線への飛び出し防止のほか、災害や事故で復旧工事が必要になった際に、早期に通行車線を確保できる効果が期待される。
待望の4車線化について、河野俊嗣宮崎県知事はコメントを発表。河野知事は「東九州道は切迫する南海トラフ地震や頻発・激甚化する自然災害から生命、財産を守る〝命の道〟であり、生産性向上による更なる経済成長を実現させる〝活力の道〟」とした上で、「災害時において信頼性の高い通行機能が強化されることや、平常時においても時間信頼性や事故防止に大きく寄与するが期待される」と喜びを語った。


