東北道・大谷SIC着工式 宇都宮市長らが安全願い鍬入れ

[caption id="attachment_16217" align="alignleft" width="368"] 着工式で鍬入れをする関係者ら(左から山口衆議院議員、佐藤市長,高橋国土交通副大臣,船田衆議院議員)[/caption]

栃木県宇都宮市は6月2日、同市駒生町の事業地で、東北自動車道・(仮称)大谷(おおや)スマートICの着工式を開催。佐藤栄一宇都宮市長、高橋克法国土交通副大臣ら国会議員、NEXCO東日本の伊藤宇都宮管理事務所長など関係者約100人が出席し、工事の安全と早期供用に向け、鍬入れを行った。佐藤市長は式辞で「開通により、中心市街地や大谷地域へのアクセスが向上し、地域振興、救命救急活動の支援、防災機能の強化など多くの効果が期待される。今後も早期供用に向け取り組んでいく」と述べた。

大谷スマートICは2015年度に連結許可。宇都宮IC~鹿沼IC間のほぼ中間地点に整備され、主要地方道宇都宮今市線(大谷街道)が交差する付近に接続。宇都宮市によると、宇都宮IC~鹿沼IC間は約12㌔と間隔が空いており、特に中心市街地や観光拠点へのアクセスがしにくい状況であり、同スマートICを整備することで、中心市街地への所要時間は県南・首都圏方面から約8分、県北・東北方面から約7分短縮。大谷地域へは県南・首都圏方面から約12分短縮するなど利便性が向上し、様々な整備効果が見込まれるとしている。

同スマートICは新型コロナウィルスの影響等により用地取得に時間を要していたが、下り線は昨年、用地取得が完了し先行して着工。上り線は用地取得を進め、29年度以降の供用を目指す。

同市は5月8日、着工式に先立ち、とちぎ健康の森で第6回目の地元説明会を開催。建設部の菅原秀雄次長はじめ,道路建設課の鎌田淳課長や事業用地課の荒井勇一課長らが出席し,地域住民約60人に、工事着手の概要や交通規制等を中心に説明を行った。

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