岐阜県、三重県と東海環状自動車道建設促進7団体は4月21日、国土交通省、財務省への提言活動を実施した。江崎禎英岐阜県知事、一見勝之三重県知事ら要望団は「首都圏と近畿圏、日本海側圏域と太平洋側圏域を結ぶロータリーとして機能し、我が国の産業競争力を強化するとともに、中京圏の高速道路や、国際拠点港湾として日本のモノづくり産業を支える名古屋港、四日市港と一体となって、沿線地域のポテンシャルを飛躍的に高めるに必要な高規格道路」として、ミッシングリンクとなっている東海環状自動車道西回り区間の早期全線開通を求めた。
国土交通省では吉岡幹夫事務次官、山本巧道路局長、財務省では宇波弘貴主計局長、中山光輝主計局次長と面談、合同提言書を手交した。提言書では、今夏開通予定の本巣IC~大野神戸IC間、岐阜・三重県境を結ぶ養老IC~いなべIC間の整備推進による西回り区間の早期全線開通が提言されたほか、東回り区間の4車線化等についても盛り込まれた。
江崎岐阜県知事、一見三重県知事の提言に対し、吉岡事務次官は「全線開通に向けて全力で取り組みたい」として早期整備を目指す姿勢を強調した。
促進7団体は東海環状道路建設促進期成同盟会(会長=江崎禎英岐阜県知事)、東海環状自動車道建設促進岐阜県西部協議会(会長=柴橋正直岐阜市長)、東海環状自動車道建設促進揖斐川流域市町連合(会長=石田仁大垣市長)、本巣・瑞穂・大野・神戸・東海環状自動車道建設促進協議会(会長=藤原勉本巣市長)、岐阜・三重県境間東海環状自動車道建設促進協議会(会長=横川真澄海津市長)、東海環状自動車道三重県区間建設促進期成同盟会(会長=日沖靖いなべ市長)、東海環状自動車道中東濃地域建設促進協議会(会長=藤井浩人美濃加茂市長)で構成。当日の提言活動には藤原本巣市長、日沖いなべ市長、川地養老町長が同行した。