東海環状道・いなべ~大安間6.5㌔ 3月29日に待望の開通

[caption id="attachment_15973" align="alignleft" width="300"] 三重県いなべ市で行われた式典。ネットワーク強化に期待高まる[/caption]

東海環状自動車道の西回り区間、いなべIC~大安IC間(延長6・5㌔)が3月29日、待望の開通を迎えた。同日、三重県いなべ市内で行われた、中部地方整備局北勢国道事務所やNEXCO中日本名古屋支社、三重県が主催した式典には沿線関係者ら約160人が出席。愛知、岐阜、三重3県を結ぶ東海環状道のネットワーク強化に期待が寄せられた。

式典では、国土交通省道路局の佐々木俊一次長が「東海環状道の早期全線開通を目指し、予算を確保して事業推進に全力で取り組む」と挨拶。地域を代表して登壇した一見勝之三重県知事「岐阜県と結ばれれば産業や観光、四日市港の活用などで両県のメリットは大きい。自動車や半導体産業、観光産業の活性化を大いに期待したい」と述べ、残る区間の早期開通を願った。

NEXCO中日本の縄田正社長は「6日に山県IC~本巣IC間、夏頃には本巣IC~大野神戸IC間の開通が予定されている。今後も国交省とともに全線開通へ全力で取り組む」と決意を語った。

続いて、テープカットやくす玉開披が行われ、開通を祝福。東海環状道の本線上では、通り初めが執り行われた。

東海環状道は愛知、岐阜、三重の3県を環状に結び、東名、名神などの高速道路と一体となって広域的なネットワークを形成する延長約153㌔の高規格道路。6日に開通の山県IC~本巣IC間(11・9㌔)を含んだ開通延長は127・8㌔となり、全線開通に向け着々と進んでいる。

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