東関東道館山線同盟会が国交省要望 富津館山線の4車線化を

[caption id="attachment_15879" align="alignleft" width="355"] 熊谷千葉県知事が高見政務官に要望書を手交[/caption]

東関東自動車道館山線建設促進期成同盟会(会長=熊谷俊人千葉県知事)は1月20日、東関東自動車道館山線の一部を構成する富津館山道路の早期4車線化などを求める要望活動を実施した。会長の熊谷知事は副会長の森正一館山市長、役員の高橋恭市富津市長、石井裕南房総市長、白石治和鋸南町長とともに国土交通省を訪れ、高見康裕国土交通大臣政務官に要望書を手交した。

館山線は、富津竹岡ICまで4車線化されているが、富津竹岡IC以南の富津館山道路(延長約19・2㌔)は暫定2車線となっている。観光シーズンや休日等における渋滞・事故等による通行止めの発生など、時間信頼性の確保、事故防止、ネットワークの代替性の確保の観点から、早期4車線化が必要不可欠であり、国からは4車線化する優先整備区間に選定されている。

千葉県では、富津館山道路の全線4車線化に向けた都市計画や環境アセスメントの手続きを進めており、昨年12月の審議会で原案通り可決されたことを受け、熊谷知事は「4車線化に向けて早期事業化を」と要望。高見政務官は「4車線化事業を前に進めていけるようにしていきたい」と整備に前向きな姿勢を示した。

このほか▽館山線の富浦から館山までの計画の具体化▽富津館山道路終点部・富浦ICから館山市内までの国道127号の館富トンネルを含む川名・富浦地区の早期4車線化▽防災・減災、国土強靱化のための5か年加速化対策に必要な予算・財源の確保▽国土強靱化実施中期計画を早期に策定し、必要な予算・財源を通常予算とは別枠で確保すること――等も要望された。

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