関越道・長岡ICで10日から 休憩施設空白区間で社会実験

北陸地方整備局とNEXCO東日本新潟支社は10日より、関越自動車道・長岡ICと道の駅「ながおか花火館」(新潟県長岡市)を結ぶ社会実験を開始する。高速道路内にある約25㌔以上の休憩施設空白区間がある地域で、利用者の利便性と快適性を確保することが狙い。

実験では、ETC2・0を搭載した車両が長岡ICで一度降り、道の駅に立ち寄った上で2時間以内に同じ方向へ再流入した場合、高速道路を降りずに通過した場合と同じ料金が適用される。

対象は長岡ICでの順方向に限られる。例えば、新潟西ICから高崎ICまで走行する場合、その間の長岡ICで道の駅に立ち寄っても通常料金5640円が調整され、540円安い5100円となる。

道の駅を活用した社会実験は2017年度から全国で実施されており、新潟県内では糸魚川市の道の駅「親不知ピアパーク」に続き2例目で、全国で29カ所目となる。

道の駅「ながおか花火館」は長岡花火をテーマにした観光拠点で、飲食施設や地場産品販売に加え、EV(電気自動車)急速充電設備も備える。長距離ドライバーなど物流事業者にとっても休憩や補給の選択肢が広がり、高速道路の利便性向上が期待される。

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