関門トンネル通行料金改定へ NEXCO西日本 6月1日から段階的に

NEXCO西日本は、関門トンネルの事業について21日付で国土交通大臣の事業許可を受けたと発表した。これに基づき、関門トンネルの通行料金が本年6月1日から段階的に改定されることになる。同社では「有識者や利用者の意見を踏まえながら、持続的な維持管理と料金のあり方について検討を重ねてきた。今後も安全・安心な通行環境の確保に取り組む」としている。

今回の料金改定では、利用者の負担が急激に増えないよう、段階的な引な引き上げが採用される。普通車の通行料金は、現行の160円から6月1日に230円へ改定され、2030年頃を目途に300円となる予定。

軽自動車等、中型車、大型車、特大車についても同様に料金が引き上げられる=別表を参照=。一方で、自転車など軽車両等については、本年6月時点では料金据え置きとなるが、将来的には現行の20円から30円に改定が予定されている。

30年頃の料金改定はETC設備の導入時期に合わせて実施される見込み。関門トンネルでは、料金所付近の渋滞緩和や利便性向上が課題とされており、有識者による検討委員会の提言を踏まえ、下関側・門司側の両料金所にETC設備を導入する計画。キャッシュレス化やタッチレス化を進めることで、走行環境の円滑化が期待される。

関門トンネルは1958年に開通し、旧日本道路公団が管理を開始して67年が経過。海底トンネルという特殊な構造上、大規模な排気・排水設備を有し、維持管理に多額の費用が必要となる。

これまでコスト管理の徹底で料金水準が維持されてきたが、老朽化した設備の更新や資材価格・労務費の高騰等を背景に、外部有識者で構成される「関門トンネルにおける今後の維持管理・修繕に関する検討委員会」や「国道2号関門トンネル連絡調整会議」等で検討が重ねられ、昨年12月23日から1月9日までの間、新たな通行料金案について一般からの意見聴取が実施された。

■関門トンネル料金改定の内容(税込)(PDF)

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