6月1日 静岡県に中継輸送拠点新設 NEXCO中日本と遠州トラック

NEXCO中日本は遠州トラック(静岡県・袋井市)などと連携し、東名・浜松西IC近傍に中継輸送拠点「コネクトエリア東名浜松西」を、東名・焼津IC、新東名・藤枝岡部両ICから約8㌔地点に同「コネクトエリア静岡」を6月1日に開業する。

2018年9月に新東名・浜松SA(下)に開業した高速道路会社初の中継物流拠点「コネクトエリア浜松」と合わせ、3拠点の相互利用を可能にすることによる柔軟な中継輸送に対応。長距離トラックドライバーの長時間労働解消と労働環境改善を狙う。利用募集はコネクトエリアの公式WEBサイトで5月1日から開始する。

「コネクトエリア東名浜松西」には、幅3・5㍍×17㍍の駐車スペースを4バース整備。事業者はNEXCO中日本、遠州トラック。「コネクトエリア静岡」には同6バースを整備。事業者は同2社とマーキュリー(静岡県・静岡市)。2拠点ともに対象車両は全長16・5㍍以下のセミトレーラーまで。24時間営業。

月会費と利用料金(全て税別)は次の通り。月会費(1台あたり)=登録台数1~4台4千円、5~8台2千円、9台目以降は1千円。1台1回あたりの利用料金=コネクトエリア東名浜松西600円、同静岡900円。利用方法は事前に利用契約を締結し、車両台数分の施設利用カード(500円/台)を発行後、専用の予約管理システムから利用日などの事前予約が必要となる。

今回の開業により、コネクトエリアの駐車バース数が3割増強され、深夜時間帯利用の飽和状態の緩和が期待される。なお、コネクトエリア浜松で21年12月から実施している無料モニター制度は5月31日で終了する。

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