国土交通省土佐国道事務所(横地和彦所長)は9日、高知東部自動車道・高知南国道路のうち高知南IC(高知県高知市五台山)~なんこく南IC(同県南国市伊達野)間(延長4.7㌔)を3月22日に開通させると発表した。開通式典・開通時間等は詳細が決まり次第発表。
今回の開通で、津波災害時、孤立の恐れがあった第3次医療施設は孤立を回避。災害に強い道路が形成され、来るべき南海トラフ地震への備えが着実に進む。また、高知市中心部の渋滞箇所を回避できる沿岸部への新たなルートが確保され、浦戸湾周辺の物流施設・産業団地等へのアクセス性向上が期待される。高知南ICは県道高知南インター線、なんこく南ICは県道高知東インター線に接続しており、車線数は2車線、設計速度は80㌔/時。
四国8の字ネットワークの一部を構成する高知南国道路は、総延長15.0㌔の自動車専用道路。なんこく南IC~高知龍馬空港IC間(延長4.1㌔)は平成27年度開通予定で、今後さらに移動時間の大幅な短縮など整備効果が実現する。